スポーツを頑張っている子どもたちに多い膝の痛み、オスグッド。
整形外科では、「安静」や「様子を見て」と言われシップやサポーターを出される。整骨院では、マッサージや電気治療を行い、一旦は痛みは引くものの、スポーツをすると痛みをくり返してしまう。

その中で、

・スポーツをしているから仕方がない

・成長期だから仕方がない

と我慢し続けて、悩んでいるお子さんも多いですが、けっして、スポーツや成長期のせいではありません。

実は、オスグッドは痛みを治そうとしてしまうと痛みをくり返します。お子さんがオスグッドになっている理由を見つけて、その理由を解決していくことこそが、くり返させずに完治させる一番の近道になるのです。

それを実践できれば、整骨院や整形外科に通う必要すらなくなり、ご自宅でのセルフケアで改善させられます。

こんなお悩みを抱えていませんか?

こんなお悩みを抱えていませんか?

  • サッカーをすると膝が痛くなる

  • 膝が痛くてジャンプやダッシュができない
  • 成長痛とも言われるので膝が痛いのは仕方がないと我慢している
  • 休むと膝の痛みもおさまるが練習をするとまた痛くなる
  • 整形外科に行っても、安静とシップだけで治療してもらえない
  • 練習ができないから、周りに差をつけられないかと不安
  • 整形外科や整骨院に行っても、その時だけ楽になるけど治っているわけではない
  • 膝が痛いのを何度もくり返し続けてるので、本当に治るのか不安
  • 子どものストレス以上に、お父さん、お母さんのストレスになっている

オスグッドの原因と一般的な治療法

オスグッドとは、成長期に多い膝の痛みです。成長痛と混同されることも多いですが全くの別物です。原因としては、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)が固くなり、骨に繋がっているお皿の下の出っ張り(脛骨粗面)が引っ張られることで炎症を起こしたものです。

成長軟骨といって骨がまだ柔らかいので引っ張られるとぐーっと伸びてきます。これがオスグッドの骨の出っ張りです。成長期が終わり成長軟骨が固まれば、炎症はおさまってきますが、出っ張りがへこむことはありません。大きく出っ張ってしまうと大人になっても正座をすると床にあたって痛み、正座ができない方もおられます。

 一般的な治療としては、お皿の下の炎症部分の鎮痛と炎症抑制を目的に、超音波治療や電気治療を行います。

それに加えて、固くなっている大腿四頭筋を緩めるためのマッサージや電気治療、筋膜リリースなどの治療を行います。オスグッドになりにくい姿勢にするために、大腿二頭筋(ハムストリングス)の固さを緩めることもあります。

治療期間中は安静にして、さらなる負担をかけないようにするように注意されます。

お皿の下の部分(膝蓋靭帯の付着部)の負担を減らすために、オスグッドバンドなどのサポーターを進められることも多いです。

なぜこのような治療でオスグッドが治らないのか?後々まで痛みが長引く可能性も

当院のある左京区周辺には、京都だけでなく全国的にも有名な大病院、トップアスリートも来院される整形外科がたくさんあります。そんな中でも「オスグッドが治らない…」といった相談をたくさんいただきます。

これは上記のような、痛みを治そうとする治療をしているからだと私は考えています。

 

痛みや大腿四頭筋の固さに対しての治療をしていると、動き出すたびに繰り返します。完治させるには、なぜ大腿四頭筋の筋肉が固まるのか?を解決する必要があります。大腿四頭筋が固くなる理由は人によって異なりますが、多くの場合、姿勢や歩き方、走り方が変われば、オスグッドはすぐにでも改善します

このオスグッドになる理由を解決せずに、成長期を終え成長軟骨が安定すると、オスグッドではなくなりますが、大腿四頭筋からの負担は消えないので、膝蓋靭帯付着部炎となり、お皿の周りで痛みが出てくる可能性があります。

特に成長痛と混同してしまっている場合、成長期が終わっても痛み続けてしまう可能性も高く、後々の膝を痛めるリスクも高くなってきます。

オスグッドにはこう対処していくべき!

痛みを改善し、かつ後のリスクを軽減するためには対症療法ではなく『オスグッドになる理由を解決』しなければなりません。

オスグッドを治そうとしても、なる理由が解決できていなければ、またくり返すのは当然です。だから安静やマッサージ、電気治療では、痛みは抑えられますが完治はしないのです。

一般的な治療法にある、もも前の筋肉(大腿四頭筋)を緩めたり、お皿の下(膝蓋靭帯)の炎症を抑えたりは、オスグッドの痛みを抑えることに繋がりますが、オスグッドになる理由ではありません。

理由というのは、もも前の筋肉がなぜ固まってしまうのか?ということです。

これは人によって異なりますが、ほとんどの場合、姿勢と歩き方、走り方に問題があるお子さんが多いです。

その結果、もも前(大腿四頭筋)に負担がかかり、固くなってしまって、オスグッドになってしまっています。

この姿勢や歩き方・走り方を変えることで、オスグッドになる理由を解決して、自然とオスグッドが良くなっていきます。

あくまで対症療法として痛みを抑えるための施術も行いつつ、根本療法として姿勢や歩き方・走り方などの体の使い方を変えていくのが理想です。

オスグッドを治すと足が速くなる?!

もも前(大腿四頭筋)が固くなるのは、そこに負担がかかっているからです。

運動時に痛くなってくるということは、運動時にもも前(大腿四頭筋)に負担がかかっていると同時に、もも前(大腿四頭筋)を使っているということです。

もも前(大腿四頭筋)を使って動くのではなく、もも裏(ハムストリングス)を使って動けるようにすることが重要です。

もも前(大腿四頭筋)はブレーキ筋とも言われて、踏ん張ったり、止まったりする動きに適している筋肉です。対して、もも裏(ハムストリングス)はアクセル筋と言われ、歩いたり、走ったりする動きに適している筋肉です。

ブレーキを使って走るよりも、アクセルを使って走る方が当然負担は少ないですよね。さらに、ブレーキよりもアクセルの方がスピードを出すのにも適しています。

ということは、足が速くなるんです。

オスグッドになってしまうと、練習ができない、周りと差がついてしまう、いつ治るのかわからない、という不安を抱えてしまう方も多いですが、実はオスグッドになった時というのは、足が速くなるチャンスなんです!

だからこそ、オスグッドになる理由を解決するということが重要なんです。

オスグッドをはじめ、スポーツ障害、オーバーユース、使い痛みといった痛みには、『治し方を教わって、自分で治す』が一番効果的です。

さらにパフォーマンスも向上しますので、痛みを抱えてしまったら落ち込まずに、なぜ痛くなったのかを探してみましょう。

『ケガをするほどうまくなれます』!!

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vol.439 オスグッドの恐怖?でっぱりは手術で治る?大人になってからの影響とは!骨の変形に一生悩まされる!?

 

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OG-03 オスグッドバンドは使うな!オスグッドを自分で治す方法とは?サポーターはダメ!?

 

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何かあった時に頼れるところができた

年齢:10代 性別:男性 職業:高校生   Q. 治療を受けられてどうでしたか? オスグッドで、走ると痛い…を、小学校高学年から繰り返していた高校生の子どもがお世話になりました。 イチかバチ ...

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